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片頭痛があると乳癌リスクが小さくなる


片頭痛持ちの女性は、片頭痛を起こさない女性に比べて乳癌になるリスクが有意に小さいことが、最新研究で示されました(『Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention』)。

これには女性ホルモンのエストロゲンが関与しているのではないかと推測されています。

経口避妊薬を使用している女性は、ホルモン剤(エストロゲン)を使用しない週、すなわちホルモンが低下した時に片頭痛の頻度が上がることが知られています。片頭痛持ちの女性が妊娠すると、エストロゲンレベルが顕著に増大する妊娠後期までに頭痛が解消する現象もあるといいます。

「乳がんか片頭痛か」という問題ではなく、関連があるとすれば、どういった要因が絡んでいるのかを検証していくことが今後の治療に貢献していくことでしょう。

いずれにせよ、これが単なる統計上の関連なのか、本当にエストロゲンを介した病態が関係しているのかは今後の検討が必要です。

論文の詳細はコチラ

→2008年発表の研究の対象は、55歳から79歳までの乳癌女性1938例と健常女性1474例であり、片頭痛患者は乳癌リスクが33%小さいという結果が得られたようです。

新しい研究では乳癌女性患者4500例以上(1994年から1998年の間に診断された者)と健常女性4500例以上とを比較しました。被験者の年齢は35歳から64歳。また、新研究では対象地域が旧研究よりも拡大しています。

女性全員には同じ質問票に答えてもらった。内容は、片頭痛、出産歴、ホルモン療法や経口避妊薬の使用、閉経状況無、肥満指数、アルコール摂取量、喫煙状況でした。

医師に片頭痛の診断を受けた履歴があると答えた女性は、片頭痛歴のない女性に比べて、乳癌リスクが26%小さい結果でした。

このリスク減少は、閉経状況、片頭痛診断時の年齢、片頭痛治療薬の使用の有無、片頭痛の確立した「トリガー」で乳癌リスクの増大に関係するもの(飲酒、ホルモン補充療法)を避けているかどうかに関わらず維持されました。


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