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タモキシフェン使用が高齢乳がん女性の糖尿病リスクと関係


タモキシフェンの使用が高齢乳がん女性の糖尿病リスク上昇と関係することを示すデータが論文報告されました( Cancer 2012; 118: 2615-2622.)。

タモキシフェンはエストロゲン抑制作用により糖尿病の発症を増加させる可能性があることが指摘されています。今回、症例対照研究により65歳以上の高齢乳がん生存者のタモキシフェン使用が糖尿病リスクの上昇と関係するかどうかを検討しています。その結果、タモキシフェン使用者は非使用者と比べ糖尿病発症リスクが約25%高い結果が得られました。

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→オンタリオ州のデータベースから1996年4月〜2006年3月の65歳以上の早期乳がん生存者を特定。2008年3月までの追跡で糖尿病を発症した症例と,年齢をマッチさせた糖尿病非発症のコントロールを各症例につき5例まで選択した。他の危険因子を補正後,糖尿病診断時の処方からタモキシフェン現使用者と非使用者の糖尿病発症傾向を比較した。また,アロマターゼ阻害薬使用者と非使用者の糖尿病リスクも比較した。

平均5.2年間の追跡で,平均年齢74.9歳の乳がん生存者1万4,360例中1,445例(10%)が糖尿病を発症した。解析の結果,タモキシフェン使用者は非使用者と比べ糖尿病発症リスクが約25%高かった(補正済みオッズ比1.24,95%信頼区間1.08〜1.42,P=0.002)。アロマターゼ阻害薬使用による糖尿病リスクの上昇は見られなかった。

同グループは「タモキシフェンは糖尿病の危険因子のある女性の糖尿病発症リスクを高める可能性がある」としている。

Cancer 2012; 118: 2615-2622.


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