本文へジャンプ

乳がんのQ&A

乳がんでお悩みの多くの方から当研究所に寄せられたご相談内容の一部を掲載いたします(個人情報は抹消しております)。ご自分の今後の治療にご活用頂けたら幸いです。

Q4.53歳の妻のことで相談です。乳がんと診断され、乳房切除後、抗がん剤治療、ホルモン治療を受けていましたが、このたび脳に転移していることが判明いたしました。主治医と今後の治療のことで話し合う予定です。その前に今後の治療についてアドバイスをください。

A.脳の乳がん転移巣ですが、単発である場合と多発している場合では治療方針が異なります。

脳に乳がんが多発している場合は、放射線療法などの局所治療を選択いたします。

脳の乳がん転移巣が単発である場合、以下の条件が整えば手術治療を考慮します。

  • 原発巣の乳がんがきちんと処理されていること
  • 他の転移巣がないこと
  • 手術を行うにあたって全身状態が安定していること
  • 手術部位は完全切除が可能なこと

脳は手術することによって障害がさらに大きくなる場合があり、その場合は放射線療法を優先させます。いずれにせよ、原発巣の乳がんのコントロールが最優先です。今後の奥様の治療のご参考にされてください。


■本情報・記事の著作権は全て崎谷研究所に帰属します。許可なく複製及び転載などすることを固く禁じます。無断複製、転載及び配信は損害賠償、著作権法の罰則の対象となります。

ページトップへ