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乳がんの手術治療3

  • 乳がんのリンパ節生検について

乳がんが最初に転移する腋窩リンパ節を探し、それに乳がんの転移がなければ腋窩リンパ節郭清を省略することができます。これをセンチネルリンパ節生検といいます。色素とアイソトープを用いて腋窩リンパ節に乳がん組織の転移がないかを調べます。

米国臨床ガン学会(ASCO)では、臨床的に乳がん腋窩転移陰性例に対して、乳がんの腫瘍径が5cm未満の場合に行うように奨励されています。

腋窩リンパ節郭清の問題点は、術後に上肢のリンパ浮腫が起こることです。 センチネルリンパ節生検はまだ保険適応がありませんが、これで乳がん腋窩転移陰性と診断できれば、手術時間が短縮され、術後後遺症をなくすことができます。


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